薬局とクリニックに隣接した敷地へ計画する住宅である。
外からの視線から守りつつ開放感を生む
隣接した薬局のドライブスルーとクリニック駐車場からの視線を遮るため、造成時に作られた塀と合わせ、建物周囲に手すりを回し目隠しとした。2階にLDKを配置し、南北に窓を設けた開放的な場所となっている。また建物をL型にしているので周囲から一番奥まった場所にあるLDKは周囲からの視線を気にすることなく落ち着いて過ごすことができる。
2階レベルの西隣地からのアクセスも可能な特異な敷地となっており、2階周囲にテラスと連続した屋外通路を設けて様々な場所を経由しながら回遊できるため敷地全体をより広く感じることができる。
プライバシーを確保しながら建物周囲の余白を利用して開放感を生む住宅を目指した。
赤穂の家2
計画地:長野県駒ヶ根市
用途:住宅
工事種別:unbuild
担当:酒井建築計画事務所 酒井宏文
設計期間:2020.8
構造:鉄骨造 2階建て
延床面積:168.90㎡(ピロティ除く)